F157-2 フランス Brocante モノグラム入りボックス付きスプーンセット

フランス Brocante モノグラム入りボックス付きスプーンセットです。

レザー風の赤みを感じるボックス。面取りされた部分には金彩装飾があしらわれ、フランスらしい留め具が彩ります。

内部には名前のような文字とフランスの地名と思われる「EPINAL」のあしらい。スプーンは華美な装飾はないシンプルな佇まい。

伏せた時にはフランスらしい飾り文字でモノグラムがあしらわれています。おそらく「D/B」。

ボウルには刻印がございます。「12」は12本のスプーンを作る時に使用される銀含有量が12ｇであることを示し、表面のメッキが剥がれる心配のない品質である証と言われています。「METAL ALLIAGES BLANC」 は洋銀、白銀、ニッケルシルバーとも呼ばれ、30％の銀を含んだ合金であることを示す刻印と思われます。

ハンドルの細い部分にはフランスのメーカーの刻印がございます。1892年に真鍮、銅鋳造工場として創業された「SFAM（Société Française d’Alliage de Métaux ）」がフランス各地の工場を買収し、1926年頃シルバープレートの技術開発に注力、銀器の製造販売を行うようになり、1983年にイニシャルが「CM」のOrfèvrerie de Chamblyに改名し、2004年に閉鎖されたと言われています。スプーンには経年による小傷が見られます。

内部のファブリックには強い染みは見られませんが、スプーンのボウルが当たる箇所に凹みがございます。ボックス外観には経年による破れや黒ずみのダメージが見られます。

裏面には強い染み、留め具は曲がりが見られます。

華美な装飾はないものの、シルバープレートの輝きが美しいボックス付きスプーンセット。そのまま飾られたり、店舗でのディスプレイアイテムや撮影時の備品としてもお勧めです。